
トランプ大統領とアメリカの真実
副島隆彦
日本文芸社 / 2016-07-10
この本について
アメリカ政治のニュースを見ていても、何が本当で何が作られた物語なのか、自分の足で確かめようがなくてモヤっとすることが多いですよね。誰かの“言い切り”をそのまま飲み込むのも怖いけれど、全体像を知らないまま判断するのも不安…そんな感覚、僕もずっと抱えていました。 この本は、著者の強い見立てが前面に出ているぶん、一般的な解説書とは距離があります。ただ、読者が抜き出している部分を見ると、刺さっているのは「アメリカでは何が背景で動いているのかを、自分なりに考える材料が欲しい」という気持ちなんだと思います。たとえば、草の根の保守層がどう感じているのかとか、政治家の発言の“演技”をどう捉えるのかとか、国際問題の裏側にお金の流れを持ち込んで考えてみるとか、日頃のニュースだけでは拾いきれない視点がいくつか手に入ります。 もちろん、本書に書かれている内容の中には事実として確認しづらい話も多いので、そのまま信じるというより、「こういう角度で世界を見ようとする人がいるんだ」と受け止める読み方が合っているはずです。僕自身、政治の表と裏をいったん切り離して考えるきっかけにはなりました。 こんな人に刺さるのは、「アメリカ政治のニュースを眺めるだけでは噛み合わない違和感をずっと抱えている人」。読み終わるころには、ニュースを追うときの頭の動かし方が少し変わるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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