
税金恐怖政治が資産家層を追い詰める (幻冬舎単行本)
副島隆彦
幻冬舎 / 2017-03-08
この本について
お金まわりのニュースを見ても、結局“本当のところ何が起きているのか”がつかめずにモヤモヤすることってあります。自分の給料や資産には直結しそうなのに、国の判断基準や税金の動きがどうつながっているのかが見えないまま、不安だけが積み上がっていく感じです。僕もずっと同じで、気になるけれど専門的すぎて距離を置いてきました。 この本は、そのモヤモヤの輪郭を少しハッキリさせてくれるところに価値があります。たとえば、パナマ文書の騒動がなぜ急に消えたのか、陰でどんな力が働いていたのか。あるいは、土地の「四つの価格」がなぜずっと放置されてきたのか、役所間の縄張りの話まで踏み込んでくれるので、自分が普段感じていた“不自然さ”の理由が見えてきます。さらに、マイナス金利の裏側にある「国債の信用を守るため」という視点は、ニュースでは語られない部分で、金融政策を見るときの物差しが変わります。 読んでいると、「こういう背景があるなら、貯蓄の置き場所やリスクのとり方をもう少し現実的に考え直したほうがいいな」と、自分の行動レベルまで思考が落ちてくるのがありがたいです。特に“なんとなく不安だけど、どこから考えていいかわからない人”には刺さると思います。 社会の裏側を暴く本というより、ニュースのつながりを自分の頭で整理するための材料をくれる一冊です。
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