
政府は必ず嘘をつく 増補版 (角川新書)
堤 未果
この本について
ニュースを見ていて、「どうしても腑に落ちない」「なんとなく同じ方向に誘導されている気がする」と感じることが増えました。けれど、何が引っかかっているのかまでは言語化できず、結局そのまま流してしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま過ごしている人は多いと思います。僕もずっとその一人でした。 この本は、派手な陰謀話ではなく、情報の“出どころ”や“構造”を丁寧にたどることで、あの違和感の正体を見える形にしてくれます。原発報道の背景にどんな利害関係があるのかとか、SNSが政治的にどう利用されるのかとか、具体的な事例が続くので、自分が普段接しているニュースを別の角度から見直すきっかけになるんですよね。特に、国際機関や大きな政策がどういう仕組みで動いているのかを知ると、「なぜ同じような結末になるのか」が静かに腑に落ちていきます。 とはいえ、この本が“答え”をくれるというより、物事を見るときに一段階フィルターを増やす感覚に近いです。感情的に煽られそうになったら、まずカネの流れを見るとか、情報の発信元の立場を考えるとか、日常の中でできる小さな行動が変わってくる。 社会の話題を見るたびに胸のどこかがざわつく人や、流されずに判断したいと思っている人にほど刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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