
自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)
池谷裕二
講談社 / 2016-01-20
この本について
最近、判断がブレたり、人の発言に必要以上に反応したり、自分でも「なんでこう考えちゃうんだろう…」と腑に落ちないことが続く時があります。仕事でもプライベートでも、同じパターンを繰り返している気がするのに、原因はよく分からない。そんなときに読むと、頭の中で起きている仕組みが少し見えるようになります。 この本は、いわゆる“心理効果の辞典”みたいな堅さではなく、日常でつい陥る思い込みを、実験や具体例を通してスッと腹に落ちる形で示してくれます。例えば、簡単な説明のほうが正しく見えるクセや、選択肢が増えるほど決められなくなる流れ、手に入れたものを手放せなくなる保有効果など、身に覚えのあるポイントがとにかく多い。自分の判断が「性格」ではなく「脳の習性」に引っぱられていただけだった、と気づくと、余計な自己嫌悪をしなくて済む場面が増えました。 特に刺さったのは、未来の危険や他人の能力を過小評価しがち、というところ。仕事での読み違いも、実はこのクセにかなり左右されていたなと感じます。視点を少しずらすだけで「今の判断、本当に必要以上に自信を乗せてない?」と一度踏みとどまれるようになりました。 自分の思考のクセを“矯正する”というより、“扱い方を知りたい人”にちょうどいい本です。普段から考えすぎて疲れやすい人ほど、静かに効くと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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