
図解de理解 行動経済学入門 (FLoW ePublication)
ハワード・S・ダンフォード
秀和システム / 2013-03-15
この本について
仕事でも日常でも、「なんであの時あんな判断したんだろう…」と後からじわっと後悔することがありますよね。特に、時間をかけた計画を引くに引けなくなったり、最後に聞いた情報だけを信じて気持ちが揺れてしまったり。自分でも理由が説明できない判断のぶれに、僕もずっとモヤモヤしていました。 この本は、そういう“自分の中のクセ”を行動経済学の言葉で説明してくれます。たとえば、返ってこないお金に引っ張られるサンクコストや、印象に残る数字に流されるクライマックス効果、最初の直感を疑わなくなる確証バイアス。どれも聞くと「やってるかもしれない」と思うものばかりですが、図解で整理されているので、自分の判断がどうズレていくのかが意外なほどクリアになります。特に、システム1とシステム2の関係を知ると、なぜ焦っている時ほど判断を誤りやすいのかが腑に落ちます。 僕自身は、この本を読んでから、会議で出た“強そうな数字”をすぐ採用するのではなく、まず基準値に立ち返る癖がつきました。少し立ち止まってバイアスを疑うだけで、意思決定のストレスがかなり減ります。 「判断の揺れに振り回されがちだけど、性格の問題に帰結させたくない人」に特に刺さる一冊だと思います。自分の思考のクセを責めるのではなく、仕組みとして掴めるようになるのが、この本のいちばん現実的な効き方です。
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