
行動経済学入門
筒井 義郎、佐々木 俊一郎、山根 承子、グレッグ・マルデワ
東洋経済新報社 / 2017-04-28
この本について
仕事で判断を迫られるとき、自分では冷静に考えているつもりなのに、あとから「なんであんな選択したんだろう…」とモヤッとすることがあります。感情とか思い込みとか、理由は色々あるはずなのに、自分でも説明しきれない。そんなとき、行動経済学の話に触れると、ただの“自分の弱さ”じゃなくて、そもそも人間が同じパターンでつまずきやすいだけなんだと気づけます。 この本はまさにその“つまずきの型”を、プロスペクト理論や保有効果といった概念を通して丁寧に見せてくれる一冊です。たとえば不確実な状況でリスクをどう扱うか、なぜ損失だけやたら大きく感じてしまうのか、といった身近な判断のクセが、ふわっとした説明ではなく具体的な理論と例で整理されていきます。また、所得分配や幸福指標のような社会全体の話にも踏み込んでいて、個人の行動原理と社会制度の関係がどうつながるのかが腑に落ちやすいのも特徴です。 ひとつひとつの理論が、日常の判断にそのまま置き換えられるので、自分の意思決定がどう歪むのかを冷静に見たい人には向いていると思います。ビジネスの場面で迷いが多い人、あるいは「人間ってなんでこうなるのか」を落ち着いて知りたい人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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