無人島に生きる十六人

無人島に生きる十六人

須川邦彦 and fumina

オリオンブックス / 2020-10-13

累計読者数7
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 42/100
start序盤集中型

この本について

仕事でも生活でも、思い通りに進まない日が続くと、つい「この状況から抜けられる気がしない」とか、「自分だけ取り残されてるんじゃないか」と不安になることがあります。がんばりたい気持ちはあるのに、気持ちの置きどころがわからない。そんなモヤモヤを抱えているときに、『無人島に生きる十六人』は、少し違う視点を持たせてくれました。 この本に出てくる十六人は、絶望してしまった瞬間に人は壊れてしまう、という事実を知っていました。だからこそ、先の見えない状況でも「希望を見つめる習慣」を徹底していた。これは、先の予定も立てにくい今の時代にも、そのまま持ち込める考え方だと思います。また、彼らは「一人の気の緩みが全員に響く」という感覚を共有し、怒りや説教を手放して、毎日の生活を規律で整えていた。やる気よりも、淡々と続ける体制のほうが人を支えることがある、と妙に腑に落ちます。 読んでいると、彼らが草を干して冬の準備をしたり、寝具を毛布に変えて衛生を整えたり、知らないことを素直に聞き合ったり、とても現実的な工夫を重ねていたことがわかります。無茶な精神論ではなく、「今できる一つ」を積み上げて生き延びていく姿が、こちらの焦りを少し落ち着かせてくれるんです。 先が見えないときに、どう心を保てばいいかに悩んでいる人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁の小さな無人島に漂着してしまう。食料も水も無い悲惨な状況に負けないで、力を合わせて前向きに生きる人達の感動の冒険物語
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