
最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)
ランディ・パウシュ, ジェフリー・ザスロー, and 矢羽野 薫
SBクリエイティブ / 2013-07-17
この本について
最近、「状況が思うように動かない」とか「もう少し時間があれば…」みたいな小さな行き詰まりが積み重なることが多いんですよね。努力しても報われない感じがすると、どう振る舞えばいいのかわからなくなる。自分もよくそこで止まってしまいます。 『最後の授業』が効いてくるのは、そういう“どうにもならない現実”と向き合うときです。この本は前向きな言葉で背中を押すタイプではなく、もっと静かに、でも確かに「じゃあ、このカードでどう動く?」と問い返してくる感じがあります。たとえば、変えられないものを受け入れる視点や、壁が目の前に現れたときに「望む気持ちを確かめるチャンス」として捉え直す視点。どちらも劇的なものではないけれど、日常の選択の仕方が少しだけ変わるんです。 個人的にいちばん刺さったのは、「基本を身につけること」と「自尊心は与えられない」という地味だけど逃げ道のないメッセージでした。うまくいっていないときほど近道を探したくなるけれど、結局は自分で積み重ねるしかないし、その土台があるからこそ変化にも耐えられる。そう思えるだけで、焦りが少し落ち着きました。 大きな夢の話よりも、「今の状況の中でどう動くか」を考えたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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