
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)
荻田和秀
講談社 / 2015-10-21
この本について
妊娠や出産の知識って、ネットで断片的につまむほど不安が増えるんですよね。何を知ればいいのかもよく分からないまま、パートナーの変化にどう寄り添えばいいのかだけが頭に残る。僕も最初は「サポートしたい気持ちだけはあるけど、具体的に何をすれば?」と戸惑っていました。 この本は、ふわっとした一般論じゃなくて、「現場では実際にこう判断する」「こういう状態だとこうなる」と、医療側の視点を噛み砕いて教えてくれます。たとえば、誘発分娩に踏み切る理由や、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病がどう起きるか、帝王切開が選ばれる状況など、曖昧に怖がっていたことが一つひとつ輪郭を持つ感じがあります。陣痛の痛みを「睾丸を2分に1回蹴り上げられるレベル」と言い切るあたりも、妙にリアルで、こちらの想像力がちゃんと追いつく。 読みながら、自分が何に気づいていなかったのかが見えてきます。危険な兆候を漠然と心配するのではなく、「この週数ならこういう変化がある」「ここからはこういう判断が増える」と具体的に想像できるようになるので、余計な不安が減り、パートナーの状態を前より丁寧に見られるようになると思います。 特に、知識ゼロのまま「支えたい」と思っているけれど、何を知ればいいのか分からないパートナーに刺さる本です。僕は読んでようやく、いたわるってこういう積み重ねなのかもしれない、と少しだけ実感しました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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