まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)

まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)

オードリー・タン and 近藤 弥生子

累計読者数12
平均ハイライト数 7.3件/人
star総合評価 43/100
start序盤集中型

この本について

仕事で新しい技術に触れるたびに、「自分はちゃんとついていけているのか」「AIやデジタルって結局どう向き合えばいいのか」とモヤモヤすることがあります。便利になる一方で、判断の軸が揺れるんですよね。僕も同じで、情報に振り回されながら、そのたびに立ち止まっていました。 この本がよかったのは、技術の話を“人と人のコミュニケーション”という土台に戻してくれるところでした。ITは機械同士をつなぐもの、デジタルは人と人をつなぐもの、という視点だけでも、日々の「技術をどう使うか」の判断基準がスッと整理されます。また、AIを“補助的な知能”と位置づけ、人間の役割を奪う存在ではなく、反復作業を任せる相棒として扱う考え方も、現実的で無理がない。さらに、オープンデータの話にも腰を据えて触れていて、「批判するより、自分でも触って確かめればいい」という態度が、技術との距離感をいい意味で変えてくれます。 特に、相手は自分とは違う世界を見ているかもしれないという前提で対話をする姿勢は、技術よりもむしろ日常の人間関係に効きます。デジタルがコミュニケーションを促進するものだと腑に落ちると、仕事での迷いも減っていきました。 “技術に詳しくないわけではないけど、自信はない”という人に、静かに効く本だと思います。

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