
個人情報保護法の知識<第5版> (日経文庫)
岡村久道
日経BP / 2021-07-19
この本について
仕事で個人情報に触れるたびに、「これはどこまで気にすればいいんだろう…」と手が止まることがあります。名刺一枚でも対象になると言われると、なおさら判断がぶれるし、部署ごとに理解がまちまちで、自分だけ不安を抱えているような感覚にもなります。 この本は、そういうモヤモヤを“現場の感覚に近い言葉”で整理してくれました。たとえば、個人識別性の考え方が「社会通念で判断する」と書かれているのは、実務で線引きを悩む人にはかなり助かる視点です。また、紙で集めた情報も取得時点からルールの対象になる、利用目的は後から変えられるが関連性が必要、といった実務でよく詰まりやすい部分も丁寧に説明されています。さらに、子どもの情報は保護者の同意が必要とか、要配慮情報は同意が原則といった“例外の扱い”も整理されていて、場面ごとの判断がしやすくなりました。 個人的には、最初に社内で利用目的を詰めておく重要性が強調されていた点が一番刺さりました。後から「これ目的外になるよね?」と慌てないために、どこまで想定しておくべきかが腹落ちします。 実務で「これ、第三者提供に当たる?」など細かい疑問が繰り返し出てくる人に向いています。日々の判断の“土台”を整えたいときに頼りになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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