
税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」 (角川oneテーマ21)
大村 大次郎
清談社Publico / 20250305
この本について
税金のことって、普段は気にしているようで、実は「よく分からないまま損している気がする」というモヤモヤが残りませんか。自分だけ真面目に払っていて、仕組みの裏側を知っている人だけ得しているような、あのなんとも言えない不公平感です。僕も副業の申告や扶養の扱いでよくつまずいていて、「結局どう考えればいいのか…」とずっと悩んでいました。 この本は、そういう日常レベルの悩みに対して、政治や富裕層の話も含めて背景をふんわり照らしてくれる感じがあります。たとえば、富裕層と政治家の距離が近い理由を具体的に書いていて、「ああ、制度がこうなるのはこういう構造があるからか」と腑に落ちる。そこで初めて、自分がどこで損しやすいのか見えてくるんですよね。また、副業を雑所得にするか事業所得にするかで、赤字の扱いがまったく変わる話など、行動レベルで使える視点も多いです。扶養に戻せるケースのように、思い込みで損していた部分も地味に刺さりました。 世の中の仕組みへの怒りを煽るような本ではなく、知らないまま損をしないために「どこを見るといいか」を淡々と教えてくれる一冊です。制度の裏側に振り回されている感覚がある人には、とくに合うと思います。 自分の暮らしレベルの判断を、少しでも自分の手に取り戻したい人に向いています。
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