
60分間・企業ダントツ化プロジェクト
神田 昌典
ダイヤモンド社 / 2002-12-05
この本について
仕事で数字を追っていると、「何を優先すればいいのか」「今やっている施策に意味があるのか」がだんだん分からなくなることがあります。自分なりに分析しているつもりでも成果が出ず、気づけばライバルの様子ばかり見てしまう、みたいな日もあると思います。僕も同じで、視点が内向きになった瞬間に迷走が始まるんですよね。 この本が面白いのは、丁寧な分析よりも“現実に動いている顧客”から発想を拾い上げる姿勢が徹底しているところです。今買っているのは誰か、その人はどんな状況で、どんな感情で買ったのか。そこを掘るだけで、思いつきのように見える戦略がスッと形になっていく。さらに、成熟市場であっても「どのタイミングで乗るか」を意識すると、参入の成否がまるで変わるという話も、妙に実感を伴って刺さります。分析よりスピードを重視し、まず試せる形に落とすという姿勢も、頭でっかちになったときの支えになりました。 結局、顧客の輪郭を描き直し、戦う相手をライバルではなく“購買意欲そのもの”と捉えるだけで、やるべきことが急に絞れるんですよね。施策が散らかりがちな人や、ターゲット像がふわっとしたまま売上だけを追ってしまっている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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