
人間革命10
池田大作
この本について
仕事でも人間関係でも、気づけば「頑張っているのに噛み合わないな…」という時期があります。自分の中の迷いをどう扱えばいいのか分からず、気持ちばかり消耗してしまうあの感じです。最近、その停滞の理由が少し見えたのが『人間革命10』でした。読者の方が保存していた抜粋を読むと、刺さるポイントはだいたい共通していて、「知っているつもりのことが、実は行動に落ちていない」という痛いところなんだと思います。 特に、人が集まる場でつい口が滑って空気が悪くなる場面や、団結しなきゃいけないのに気持ちが揃わない場面。ここで語られる「口から崩れる団結」や「信念を血肉にするまで考え抜く姿勢」は、宗教的な文脈を越えて、組織やチームで働く自分にも置き換えやすかったです。誰かを動かす以前に、自分の一念が揺らいでいると何も始まらないという視点は、ちょっと耳が痛いけれど現実的でした。 もう一つは、結果が見えない時期にどう踏ん張るか。作中の山本伸一のように「無意識のうちに辛労を尽くす」なんて状態には到底なれないですが、あれほど考えて悩んで、それでも前に踏み出そうとする姿を読むと、完璧じゃなくていいけれど、自分なりにやれる一歩はあるかもしれない、と少し落ち着きます。 大げさな励ましではなく、現実の泥臭さごと受け止めたい人に向く本です。私と同じように「迷いながら働いている人」には、意外と実務的に効く視点が多いと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
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