
グーグルに勝つ広告モデル~マスメディアは必要か~ (光文社新書)
岡本 一郎
この本について
仕事でメディアに触れていると、数字の揺れ方やユーザーの動きが昔より読みにくくなった感覚ってありませんか。視聴率やPVの“1単位”の重さが揃わない感じというか、同じ指標を見ているはずなのに、そこから得られる意味が年々薄まっていくようなモヤモヤ。僕自身、その違和感をうまく言語化できずにいました。 この本は、そのモヤモヤを「アテンションの卸売業としてのマスメディア」「インタレストを扱うネット企業」という構造まで下りて説明してくれます。たとえば、視聴率1%の価値が揃わなくなった理由を“所得や接触人数のバラツキ”という地味だけど現実的な前提から整理してくれたり、ゼロサムを抜けるには“ゲームの単位を変える”という信長の例を挟んでくれたり。抽象論ではなく、現場の判断基準を一段深くしてくれる感覚があります。 特に、新聞やテレビの「常識をつくる役割」や「連帯感」という、人間の生理に根ざした性質は、デジタルの指標だけ追っていると見落としやすいところです。僕自身、数字だけでは説明できない“効いている理由”を再確認できました。メディアに関わる人だけでなく、「指標の意味が揺れている気がする」と感じている人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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