
アートディレクションの「型」。:デザインを伝わるものにする30のルール
水口 克夫
誠文堂新光社 / 2015-12-20
この本について
デザインの仕事をしていると、「結局なにを伝えたいんだっけ?」と手が止まる瞬間がありませんか。レイアウトをいじってもピンとこない、情報を詰め込むほど説得力が薄まる、かわいく仕上げたのにどこか印象が弱い。自分でも理由が言語化できず、ただモヤっとするあの感じです。僕もずっとそこでつまずいていました。 この本が効くのは、まさにその“手が止まる理由”を一度分解してくれるところでした。美しさより先に情報を削り、残すべき一点を見つける姿勢。かわいさや整いだけでなく、あえて「ノイズ」を入れて記憶に残す技法。そして、メッセージをどうシンボルに変換するのかという、絵で話すための視点。どれも当たり前に聞こえるのに、実際の作業になると抜け落ちがちな部分ばかりで、自分の行き詰まりの正体がだいぶクリアになりました。 特に刺さったのは、「伝わるデザインは、見る人の中にある物語に重なる」という一節です。情報を整える前に、自分が何を訴えたいのかをはっきりさせないと、どんなに手を動かしてもうまくいかない。文章が書けないのは文章力の問題じゃない、という話に近くて、無理にひねるより視点をひとつ変えるほうが前に進めるんだと実感しました。 デザインでも企画でも、「つくること自体が目的になりやすい人」にとっては、かなり地に足のつく一冊です。無理に煽らず、でも確実に手元の仕事に効いてくる内容でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




