
視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)
ウジ トモコ
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
この本について
仕事でデザインに関わる場面って、実は職種を問わず多いのに、「なんとなく良し悪しが分からない」「結局センスと言われたら終わりでは…」みたいなモヤモヤを抱えたまま進めてしまうことがあります。僕自身も、資料づくり一つとっても「これで伝わってるのかな」と不安になることが多いです。 この本が効くのは、そういう“判断の基準がないまま迷子になる時間”を減らしてくれるところです。とくに印象に残ったのは、デザインを単なる飾りではなく「市場の選択肢を広げる装置」としてとらえている点。たとえば、良いフォントや写真を選ぶことを「料理の素材選び」と同じだと言い切る説明は、感覚ではなく行動に落とし込みやすく、実務にすぐ生かせました。また、デザインが24時間働き続ける資産になるという視点は、予算や手間をかける意味を腹落ちさせてくれます。目立たせるか、あえて引くのかという“つかむ/引く”の切り替え方も、広告以外の場面でも効きます。 派手なテクニックを紹介する本ではありませんが、日常の仕事で「なんとなく」判断してきた部分に、静かに軸を入れてくれる本でした。自分の感覚だけに頼らず、デザインを意思決定の言語として扱いたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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