
デザインマネジメント
田子學、田子裕子、橋口寛
日経BPマーケティング / 2019-10
この本について
仕事で企画を考えるとき、自分の判断がどこに向かっているのか分からなくなる瞬間がよくあります。ビジョンはあるつもりでも、日々のタスクに埋もれて「そもそも何のためにやってるんだっけ」と立ち止まるあの感じです。自分も何度かそこにハマり、抜け出す時に必要だったのは派手な成功法則ではなく、視点の整理でした。 『デザインマネジメント』は、その整理の方法を淡々と教えてくれます。デザインを「色や形」ではなく、想いを形にする総合的な計画として捉えるところから始まり、プロジェクトの本質をどう見つけるか、どこまでが自分の主観でどこからがユーザーの価値なのかを見直させてくれます。特に、右脳と左脳を行き来しながら判断するという考え方は、複雑な案件に向き合うときの拠りどころになりました。 読み終えるころには、今の仕事を「何を作るか」ではなく「なぜ作るか」の軸で捉え直す感覚が残ります。無理にテンションを上げたり、急にクリエイティブになる必要はなくて、ただ物事の本質に向き合い直すだけで活路が開けることもある。そんな当たり前を丁寧に思い出させてくれる本です。 自分の仕事が「予定」になっている気がしている人に、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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