
デザインコンサルタントの仕事術
ルーク・ウィリアムス and 福田篤人
英治出版 / 2014-11-05
この本について
仕事でアイデアを求められても、結局「前例」や「制約」ばかりが頭に浮かんでしまうことってありますよね。しかも、ユーザー視点で考えたいと思いながら、気づけば自分の都合の良いメンタルモデルに寄せてしまう。僕も同じように迷ってきたので、この本の言葉がちょっと刺さりました。 この本が面白いのは、「破壊的に考える」という大げさな話ではなく、むしろ日常の小さすぎて見落としているテンションポイントに光を当てるところです。派手な奇策より、ユーザーの現実と期待のズレを見つけて、そこからアイデアを組み立てるプロセスがとても具体的に描かれています。しかも、アイデアで終わらず、実際のソリューションに落とし込むまでの道筋がはっきりしているので、「結局どう動けばいいのか」という迷いを減らしてくれます。 もうひとつ良かったのは、ユーザーをただ“調査対象”にしない姿勢です。観察し、関わってもらい、感情の動きを捉える。体験をデザインするとはどういうことかが、具体例の積み重ねで腹落ちしました。 今のやり方に小さな違和感を抱えつつ、でも何を壊せばいいかわからない人に刺さる本だと思います。僕自身、読んだあとに「もっと小さなズレに敏感でいよう」と自然に行動が変わりました。
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