
問題解決ラボ
佐藤 オオキ
ダイヤモンド社 / 2015-03-02
この本について
仕事で新しい案を求められても、「そもそも何をどう考えればいいんだろ…」と手が止まる日があります。奇抜さを追って空回りしたり、逆に現状に引きずられて発想が広がらなかったり。自分もよくそこで詰まっていました。 『問題解決ラボ』が面白いのは、デザインを“特別な才能の話”ではなく、“視点の持ち方”として扱っているところです。たとえば「誰も見たことがないもの」は「誰も求めていないもの」と紙一重、という一文。これを読んでから、無理に遠くへ飛ぼうとするのではなく、「本来あるはずなのに、なぜか抜けている半歩」を探すほうが結果的に人に届くんだな、と腑に落ちました。また、アイデアを大きなノートにまとめず、小さな紙に一つずつ書いて後で組み合わせるというやり方も、思考が固まりがちな自分にはかなり効きました。整理しようとしすぎるほど、自由な発想が死ぬんですよね。 さらに救われたのは、「短所の近くに長所がある」という姿勢です。今の仕事の制約や不便さも、ただのマイナスではなく何かのヒントかもしれない。そう思えるだけで、停滞していた案件の見方が少し変わりました。 奇抜さより“視点のチューニング”を鍛えたい人には、特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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