
考えないヒント アイデアはこうして生まれる
小山薫堂
幻冬舎
この本について
仕事でも日常でも、「なんか発想が凝り固まってきたな」と感じるときってありますよね。自分の頭の中だけで答えをひねり出そうとして、気づけば同じ場所をぐるぐるしていたり。僕もよくやってしまうんですが、この本はそんな状態を少しゆるめてくれるタイプの一冊でした。 刺さる人には、アイデアって“ひらめき”というより“体質”なんだ、という視点が強く入ってくると思います。頭で考え込むより、気になった店のメニューを勝手に作り直してみるとか、歩きながら「ここをこうしたらよくなるのに」とつぶやくとか、そんな小さな動きが積み重なると発想の筋肉がついていく。読者が保存していた抜粋にも、そういう「体を使って考える」場面がたくさんありました。 もうひとつ印象的なのは、「誰を幸せにするか」をいつも軸に置く姿勢です。これは決して綺麗ごとではなくて、企画でも仕事でも、関わる人がちゃんと得をする構造にすると巡りが良くなるという、すごく実務的な話なんですよね。名刺のプロジェクトのように、小さな仕掛けが周囲を動かしていく感じが具体的で、明日から自分の仕事にも持ち込めそうだなと思いました。 新しい視点を取り戻したい人、面白がる余白が最近なくなってきたなと思う人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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