
脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
ジョンJ.レイティ, エリック・ヘイガーマン, and 野中 香方子
この本について
最近、頭がぼんやりする日が増えたり、集中したいのにスイッチが入らなかったりしませんか。自分の気合いの問題なのかと思っていたんですが、この本を読むと、そもそも脳の側が「動かない生活」に適応してしまっているだけかもしれない、と腑に落ちました。脳は筋肉みたいに使えば育つし、使わなければ萎むという、ごく当たり前の事実を忘れていたんだと思います。 読んで特に刺さったのは、運動すると神経伝達物質が一気に増えて、思考も感情も扱いやすくなるという話でした。気分が沈む日って、自分の意思が弱いのではなくて、生物学的に“燃料”が足りていないだけかもしれない。さらに、有酸素運動と複雑な動きを組み合わせると、脳の回路そのものが強化されていくというところも現実的で、日常に落とし込みやすかったです。三十分歩くところからでもいいし、会話できるペースで一時間歩けたら次のステップに進める、という目安もありがたい。 結局のところ、運動は体のためというより「脳が学習の準備を整えるためのスイッチ」なんだと感じました。思考のクセを変えたい人、気持ちの波に振り回されやすい人、あるいは最近なんとなく停滞感のある人にはかなり刺さると思います。僕もまだ揺れながらですが、動くことで脳の回路が静かに変わっていく感覚は、確かにありました。
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