
新 コーチングが人を活かす
鈴木義幸
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2020-06-26
この本について
仕事でも家庭でも、人と話していて「結局どう助ければいいのか分からない」と立ち止まることがよくあります。相手のためと思って口を出したのに、なぜか噛み合わない。自分の意見を伝えるほど、相手の心が閉じていく感じがして、正直どう関わればいいのか迷うんですよね。 この本は、そんな行き詰まりを“問いの置き方”という視点からほぐしてくれました。たとえば「なぜ?」ではなく「何が?」と聞くことで相手の防御壁が下がること。沈黙が流れても、相手が自分の内側を探る時間として尊重すること。そして、問いを上から投げるのではなく、2人の間にそっと置き、一緒に覗きこむ姿勢を持つこと。それだけで、相手の言葉が変わり、自分の関わり方も随分楽になるんです。 読んでみて一番響いたのは、“発見をうながす”というコーチングの核心です。こちらが答えを与えるのではなく、相手の中にあるものを一緒に探しにいく。そのプロセスの中で、相手の表情や声が少しずつ変わっていく瞬間がある。仕事での関係づくりにも、家族との会話にも、無理なく持ち込める考え方でした。 自分の意見を押しつけずに人の力を引き出したい人に、静かに効く本だと思います。
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