
革新的な会社の質問力
河田 真誠
日経BP / 2017-04-20
この本について
仕事で誰かと話していると、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、「自分ばかり空回りしてる気がする」と感じることがよくあります。相手のためを思って言ったつもりが、気づけばただの指摘や押しつけになっていたり。僕自身、これで何度も失敗してきました。 この本を読んで腑に落ちたのは、相手を動かすのではなく、相手の中にある答えが出てくるように関わる方が結局うまくいく、という視点でした。例えば、「それは事実ですか? あなたの考えですか?」と自分に問いかけるだけで、相手を評価していたつもりが、ただの自分の主観だったと気づく瞬間がある。あるいは、会議で正しい答えを探すのではなく、「どんな答えも正解」として受けとめると、思わぬ方向からアイデアが出て空気がゆるむ。こういう小さな変化が、相手との距離を少しずつ変えてくれます。 そしてもう一つ印象的だったのは、相手をコントロールしようとする前に、「自分・いま・ここ」に戻る姿勢です。焦って口を出すより、まずは聞いて、任せて、相手のペースを尊重する。その積み重ねが、部下や家族との関係にも効いてくると感じました。大きな理想よりも、日常の会話で何を聞くか。そのリアルさがこの本の強みです。 「つい相手をジャッジしてしまう」「会議でアイデアが出ない空気に悩んでいる」そんな人には静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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