
マンガでやさしくわかるコーチング
CTIジャパン and 重松延寿
日本能率協会マネジメントセンター / 2014-03-20
この本について
人の相談を聞いていて、「結局いま相手は何に困っていて、どうしたいと思っているんだろう…?」と迷子になること、けっこうありますよね。僕も仕事でメンバーと話す時、状況説明ばかり聞いてしまって、本当に知りたい“その人の内側”に触れられない感覚が続いていました。 この本が教えてくれたのは、相手を動かすのはアドバイスではなく、「あなたはどう思ってるの?」と本人の視点に戻す問いなんだということでした。短くて素朴な質問ほど、相手が自分を振り返るきっかけになる。しかも、問いの前提には「この人は自分で変化できる力を持っている」という信頼が必要で、そこがズレると一気に“詰問”になる。読みながら、自分が無意識に状況ばかり聞いていた理由がわかった気がします。 もうひとつ助かったのは、「行動できたか・成果が出たか」を評価しないという姿勢です。結果をほめるほど、相手は“期待に合わせるモード”に入ってしまう。そうじゃなくて、いま何が起きているのかを一緒に確認し、次にどうしたいかを丁寧に聞く。職場でも家庭でも、そういう関わり方の方が相手の余白が広がる感覚があります。 誰かの話をちゃんと聞きたいのに、どう向き合えばいいか迷う人に静かに効く本だと思います。僕自身、「聞くことって、もっとシンプルでよかったんだ」と少し肩の力が抜けました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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