
世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業
狩野みき
日本実業出版社 / 2013-07-01
この本について
仕事でも日常でも、相手の話を聞いているつもりなのに「結局よく分からなかったな…」と感じたり、質問したいのに妙に角が立ちそうで黙ってしまったり。僕自身もずっとここでつまずき続けてきました。理解した気になって流した結果、後から「全然ズレてた」と気づくあの虚しさ、できれば避けたいんですよね。 この本で印象的だったのは、質問を“相手を詰めるための道具”ではなく、“もっと知りたいという好奇心の表現”だと言い切っているところでした。目的が変わるだけで、自然と口調も柔らかくなるのは実感に近いです。また、理解できていないことを書き出すだけで思考が整理される、という地味だけど効くプロセスも紹介されています。頭の中でごちゃごちゃ考えているだけでは、前提のズレにも気づけません。さらに、自分と違う立場の人になりきって考える、いわば小さなロールプレイを挟むだけで、意見の幅が一段広がる感覚も得られました。 大げさに「思考力が劇的に高まる」みたいな話ではなく、日々の判断や会話で「早とちりが減る」「質問の質がほんの少し変わる」くらいの現実的な効き方をしてくれる一冊です。自分の考えを持ちたいけど、どこから手をつけていいか分からない人に刺さると思います。
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