
マンガでよくわかる 教える技術
石田淳
かんき出版 / 2015-11-20
この本について
部下に仕事を教えていて、「なんで伝わらないんだろう…」とか「結局、根性とか気持ちの問題なのかな」とモヤっとすること、けっこうあると思います。自分もずっとその沼にはまっていて、結果ばかり見たり、気持ちのあり方ばかり気にしたりして、結局お互いしんどくなるというパターンを何度も繰り返してきました。 この本が刺さったのは、「行動」に視点を寄せるだけで、教える側の迷いがスッと減るところです。結果ではなく、望ましい行動を具体的に定義する。性格でも根性でもなく、繰り返せる行動に注目する。言われてみれば当たり前なのに、実際の現場ではつい忘れがちなところをていねいに言語化してくれています。特に、優秀な人の行動を観察して分解し、誰でも再現できる形に落とし込むという考え方は、自分の中の「感覚頼りのマネジメント」をかなり削ってくれました。 それに、行動の直後にどんな結果(ごほうび)があるかで継続率が変わる、という説明も腹落ちしました。続かない理由は本人の意志の弱さではなく、行動と結果のつながりが弱いだけ。この視点で周りを見ると、責める気持ちより「どう設計すれば動きやすいか」を考えられるようになります。 「部下の気合いをどう上げるか」で迷っている人より、「何をどう伝えれば行動が変わるのか」を冷静に考えたい人に向いている本です。気持ち論で消耗してきた自分には、かなり救いになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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