
無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容 (日本経済新聞出版)
石田淳
日経BP / 2021-12-15
この本について
仕事でミスが続くと、「気をつけてるつもりなのに…」みたいな、自分でも説明しにくいモヤモヤが積み上がりますよね。意識の問題なのか、性格なのか、と考え始めると余計にしんどくなる。でも実際は、本人の意志よりも“行動が起きる仕組みのほうが強い”という話を、この本を読んであらためて感じました。 特に刺さったのは、人は「すぐに」「確かに」「メリットがある」行動だけを繰り返すという指摘です。たしかに、時間がかかる手順や複雑なルールは、どれだけ価値を理解していても続きません。この本は、根性論ではなく、行動のハードルを下げたり、曖昧な指示を分解したり、相互チェックを仕組みとして組み込んだりと、“続けやすい環境”をどう作るかを徹底的に具体的に教えてくれます。ミスをなくすために意識を高めるのではなく、“安全な行動を自然に選んでしまう状態”をつくるという発想は、かなり現実的でした。 僕自身、仕事が一人で完結しがちになってからミスが増えたのですが、「確認回数が減っているだけ」と言われると妙に腑に落ちました。性格ではなく構造の問題にできると、改善のアイデアも出しやすくなります。 「注意しろと言われても直らないのは、自分が弱いからではない」と感じている人に静かに効く本です。
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