
仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?
飯野謙次
文響社 / 2017-02-01
この本について
仕事でミスが続いたり、頑張っているつもりなのに成果が出ない時って、「自分の注意力が足りないだけなのか…」と、なんとなく自分を責めて終わらせがちですよね。僕も仕事の抜け漏れが重なる時ほど、気持ちばかり焦って、何が悪いのか具体的に見えなくなることが多いです。 この本が面白いのは、「ミスをしない人は特別な才能があるわけじゃなく、問題点に気づく感度が高いだけ」という、ごく現実的な視点をくれるところです。例えば、失敗した後にただ反省するのではなく、「繰り返そうにも繰り返せない仕組み」を作る発想。あるいは、作業が惰性になってもミスにつながらないように、先に仕掛けを作っておく考え方。さらに、相手の言葉を一度ほぐして自分の言葉に言い換えることで、伝達ミスを防ぐというコミュニケーションの工夫。どれも特別な能力を求めていなくて、現場で起きる“具体的な困りごと”にそのまま効いてきます。 個人的には、「がっかりはするけど、くよくよはしない」という姿勢に、ちょっと救われました。失敗を避けるんじゃなくて、失敗を材料にして仕組みを更新していく。その積み重ねが、気づけば大きなミスを遠ざけてくれる。そういうスタンスを持ちたい人に刺さる本だと思います。
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