
読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~ (少年サンデーコミックススペシャル小説版)
藤田和日郎 and 飯田一史
この本について
作品づくりでも仕事でも、誰かに意見を言われると「自分が否定された気がする」と固まってしまうこと、けっこうありませんか。頭では距離を置いて考えようとしても、心がついてこない。僕もそこをずっと行き来していて、この本はそのモヤモヤにゆっくり風を通してくれました。 刺さったのは、まず「作品と自分を切り離す訓練って、日常の会話から始まるんだ」という視点でした。映画の感想を言い合うのも、編集者との打ち合わせも、根っこは同じで“共通の土台をつくる”ためのコミュニケーション。いきなり成長しなくてよくて、10言われたうち1個できれば十分というリアルな距離感も救われます。 もうひとつは、「黙ってしまうと関係性そのものが止まる」という指摘。何か言わなきゃと思うとしんどいけど、「なんですか、これ?」くらいでもちゃんと前に進む。会話そのものが相手への参加表明で、作品づくりの入口になるというのは、自分の働き方にもそのまま置き換えられました。 創作に限らず、「意見を言われるのが怖い」「人と一緒に進めるのが苦手」みたいな人ほど、そっと効く本だと思います。自分のペースで噛みしめられるタイプの一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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