
無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論
海老原 嗣生 and 守島 基博(解説)
プレジデント社 / 201504
この本について
部下に「好きにやっていいよ」と言ったはずなのに動かない。逆に細かく指示すると、今度は主体性がなくなる。どっちに転んでもうまくいかない時期ってありますよね。自分も、目標設定や任せ方にずっと自信が持てず、日々調整しながらやってきました。 この本が助かったのは、感覚でやっていたことに“地図”が生まれたことです。たとえば、人は「できるかできないか、ギリギリの線」を示されたときにいちばん頑張るという話。わかっていたつもりでも、実際には簡単すぎたり難しすぎたりする目標を放置してしまっていたなと気づきました。そして、本来のマネジメントは“決めた目標を半年放置する”のではなく、部下の反応を見ながら日々現実的なラインに引き直す営みなんだと、ようやく腑に落ちました。 また、「何を」「どうやって」だけ伝えても動かないのに、理由まで伝えると急に理解が深まるという体験がある人には、2つのWと2つのRの整理がしっくり来ると思います。理由がわかることで、部下の思考が“覚える”から“考える”に変わる、という説明も、自分の経験ときれいにつながりました。 マネジメントを“才能”ではなく“理論”として扱いたい人に刺さる一冊です。感情論ではなく、日々の目標設定や機会の与え方を現実的に見直したいときに、ちょうどいい距離感で背中を押してくれます。
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