
世界のエリートが学んできた 自分の考えを「伝える力」の授業
狩野みき
この本について
会議で意見を求められても、頭の中には言いたいことがあるのに、一歩が出ないまま終わってしまうことがあります。間違っていたらどうしようとか、場の空気を乱したくないとか、理由はいろいろあるけれど、終わったあとに「結局なにも言えなかった…」と落ち込むあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本が面白いのは、「度胸を出せ」みたいな話ではなく、意見そのものをどう捉え直すかから教えてくれるところです。意見は正しいかどうかではなく、根拠があるかどうかで判断するものだ、とか、反論は否定ではなく「もう少し一緒に考えませんか」という誘いだ、とか。こういう視点を持てるだけで、意見を言うときの怖さがだいぶ薄れます。僕自身、結論を先に置くようにするだけで会議の負担が減りましたし、相手の意見をまず理解しようとすると、ムキになる瞬間も減りました。 「自分はこういう個性だから、こういう意見になる」という考え方も救われました。他人と違うことがリスクではなく、議論への貢献になるという感覚は、実際に場に出る勇気につながります。 自分の考えをうまく言葉にできずに悩む人、静かにしているつもりでも存在感が薄れてしまうと感じている人には、じんわり効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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