
行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術
石田淳
かんき出版 / 2011-06-20
この本について
人に教える場面って、こちらが思っている以上に噛み合わないことが多いですよね。丁寧に説明したつもりでも相手は固まったまま、とりあえず結果だけ求めてしまって関係がぎくしゃくする……。私も新人指導のたびに同じところでつまずき、「結局どこから直せばいいんだろう」と迷うことばかりでした。 この本が助けになるのは、感情論ではなく“行動”に目を向ける視点をくれるところです。まず「知識」と「技術」を分けて教える、というシンプルな整理だけでも指導の詰まりが驚くほど減ります。さらに、できたかどうかより前に、相手の行動をきちんと認めること。結果よりプロセスを見てほしいと思っているのは、実は部下の方なんだと気づかされました。そして、土台づくりのところでプライベートの話をするという現実的なアプローチも、実践してみると拍子抜けするほど効きます。「いきなり本題に入って伝わらない理由」が腑に落ちます。 読みながら感じたのは、指導は特別なスキルではなく、行動を観察し、ズレた部分を少しずつ整えていく地道な作業なんだということでした。相手を変えるのではなく、こちらが“見方を変える”とやるべきことがはっきりする。そういう意味で、部下の育成に自信が持てない人ほど救われる本だと思います。 「どう教えればいいか毎回迷う人」に、とても向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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