
パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
ジェロルド・ パナス, アンドリュー・ ソーベル, and 矢沢 聖子
この本について
仕事の場で相手と話していて、「この人、本当は何を求めてるんだろう…?」と立ち止まる瞬間ってけっこうありますよね。自分なりに準備しているつもりでも、的を射た質問ができていないせいで、会話が浅いまま終わってしまう。僕もよくあります。 この本が面白いのは、質問の“型”を教えるというより、「相手がどんな前提で動いているか」を丁寧に見にいく姿勢をくれるところです。たとえば、いきなり核心を聞かないで、信頼が積み上がる順番を守ること。あるいは、「御社のことを教えてください」みたいな曖昧なやりとりを、相手の関心に合わせて掘り下げ直すこと。こうした小さな修正だけで、相手の話す量も質も変わっていくのが不思議でした。 もうひとつ刺さったのは、質問した後に黙る勇気を持つことです。言葉を重ねがちな僕にはなかなか難しいのですが、沈黙のあいだに相手が考えてくれて、こちらが想像もしなかった情報が出てくる。質問って、相手を動かすというより、相手の思考が育つ空間をつくる行為なんだなと感じました。 「相手の本音を引き出せないまま会議や商談が終わりがち」という人には、とても実用的だと思います。肩の力を抜いて読めますが、次の日から会話の景色が変わる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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