
「問う力」が最強の思考ツールである
井澤 友郭 and 吉岡太郎
フォレスト出版 / 2020-08-23
この本について
仕事でも日常でも、相手に質問したあと「なんかうまく噛み合わなかったな…」って感じることがよくあります。自分の中にあるモヤモヤを整理したいだけなのに、問いがうまく形にならず、結局いつもの思考パターンに戻ってしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が面白いのは、「良い問いをつくろう」みたいな理想論ではなく、現場で“実際に機能する問い”にこだわっているところです。たとえば、つい使いがちな「なぜ?」が相手を詰まらせる場面があるとか、前提条件が思考の範囲を勝手に決めてしまうから意識的に点検したほうがいいとか、言われてみれば確かに…という視点が多いんですよね。問い方ひとつ変えるだけで、相手の反応も、自分の考え方の広がりもまったく違ってくる感覚があります。 そして、問いが思考だけでなく対話まで動かすという話も個人的には刺さりました。会議で流れが偏ったときに「お客さまの視点だとどう見えますか?」と一歩差し込むだけで、空気が整う瞬間って本当にあるんですよね。あれを偶然ではなく再現できるようにしたい人には、実践的なヒントが多いと思います。 自分の考えを丁寧に深めたいけど、どう問いかければいいかわからない人に静かに効く本です。
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