
目からウロコのコーチング なぜ、あの人には部下がついてくるのか? PHP文庫
播摩 早苗
この本について
部下と話していて、「結局、こっちの意図を伝えるだけで終わってるな…」とか、「自分で考えて動いてほしいのに、指示待ちにさせているのは自分かもしれない」と感じること、ありますよね。僕もまさにそこで何年も悩んでいて、どうすれば“考える力”を奪わずに関われるのかずっと迷っていました。 この本が効いたのは、コーチングをテクニックではなく“関わり方そのもの”として描いているところでした。相手の答えを引き出すために質問すること、沈黙の時間を奪わないこと、必要ならティーチングにも切り替えること。そのあたりの境目がとても現実的で、日々の会話にそのまま落とし込めます。そして何より、「話を聴いてもらいたい人」になれることが、結局のところ相手の自発性を支えるという視点は、自分の認識をひっくり返してくれました。 もう一つ刺さったのは、スキルの習得だけではなく、上司側の“インターナル環境”を整える重要性にしっかり触れている点です。こちらが相手を思い通りに動かそうとする気持ちを手放せない限り、いくら質問の形だけ整えても機能しない。その感覚は、部下だけでなく家族や後輩との関わりにも共通していて、読後に小さな会話の変化が生まれました。 自分の指導にどこか違和感がある人、あるいは「もっと相手が自分で動ける関わり方をしたい」と感じている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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