
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
水野敬也
文響社 / 2020-07-09
この本について
仕事でも人間関係でも、「自分の気持ちを押し殺して波風立てないほうが楽なんじゃないか」と思ってしまうことがあります。でもそのまま続けると、だんだん自分の欲求を見失って、何にワクワクしていたのかすら分からなくなる瞬間があるんですよね。誰かを喜ばせたい気持ちと、嫌われたくない気持ちのあいだで揺れ続けるあの感じ、けっこうしんどいです。 『夢をかなえるゾウ2』は、そのモヤモヤに軽く風を通してくれる本でした。読んでみると「与える」と「受け取る」のバランスとか、自分の欲求を正直に出すことの大切さとか、普段はうまく言語化できない部分にそっと手を当ててくれるんです。たとえば、プレゼントを渡すときに相手と同時に自分も満たされていることに気づけたり、困っているときこそ誰かを助けると気持ちが前に向く理由が腑に落ちたり。憧れや夢に対して「知らないからこそキラキラ見える」という視点も、無理して自分を責めすぎていた肩をふっと軽くしてくれます。 読み終わるころには、「今の自分のまま動いてみてもいいかもしれない」と思えるようになるはずです。完璧じゃなくていいし、泥の中で迷いながらでも進めばいい。そんなふうに背中を押してくれる物語でした。 今の環境に違和感があるけど、どうしていいか分からず止まっている人に、特に届くと思います。
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