
夢をかなえるゾウ1
水野敬也
文響社 / 2021-04-08
この本について
仕事のことを考えると、妙に胸がざわつく日ってありますよね。やらなきゃと思いつつ、結局「今は難しい」と後回しにしてしまったり、自分には何か足りない気がして楽しめなくなったり。僕もずっとその感覚に蓋をして生きていたタイプなので、読者の方が保存していた抜粋を見たとき、「ああ、ここが刺さるよな」としみじみ思いました。 『夢をかなえるゾウ1』は、いわゆる自己啓発のキラキラした言葉より、もっと生活に根ざした「ズレ」を正面から突いてきます。たとえば、やらない理由を探してしまうとき、それは他人や環境に期待しているだけじゃなく、「成功したくない自分」を行動で示しているんじゃないかという視点。これ、かなり痛いけど、覚悟を強要するんじゃなく「まずそれに気づけばええねん」という距離で語ってくれるのが救いでした。 もうひとつ響いたのは、「人を喜ばせる」という行為の再定義です。褒めるのが苦手だったり、人にどう接すればいいか迷うとき、結局は自分のことで頭がいっぱいになっているだけなんですよね。相手の欲や背景をちゃんと見ること。それができると、仕事の優先順位も人間関係の距離感も少しずつ整っていく。その変化が日々の行動レベルで描かれているので、読んでいて妙に納得できました。 そして何より、「自分にだけは期待し続けろ」というメッセージ。人にどう見られるかではなく、自分にどんな可能性があると思えているか。この軸に戻してくれるだけで、焦りがちょっと薄れます。派手なことは言わないけれど、行動を一つ変えるきっかけがちゃんと転がっている本です。 自分の伸びしろをどう扱えばいいか分からない人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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