
神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
星 渉
KADOKAWA / 2018-07
この本について
最近、やりたいことはあるのに手が動かないまま一日が終わってしまうことが続いていて、「自分ってこんなに腰が重かったっけ?」と妙に落ち込む時があります。頭では前に進みたいのに、気づいたら過去の後悔や、起きてもいない未来の不安ばかり考えてしまう。たぶん、この本を手に取った人の多くも、同じような感覚をどこかで持っていたんじゃないでしょうか。 『神メンタル』が面白いのは、「行動できない理由」を根性論ではなく“自己評価”と“認知のクセ”から説明してくれるところです。特に刺さったのは、自己評価が低いとそもそもチャンスを認識できない、という指摘。努力が報われないというより、スタート地点に立てていないだけかもしれない、という視点はけっこう現実的でした。また、不安を無理に消そうとせず「不安があっていい」と認めた瞬間に落ち着く、という説明も、自分の経験と重なって腑に落ちました。もう一つは、目標を“忘れる”から達成できないという話。たしかに日常に流されるとすぐに最初の目的地を見失ってしまうので、これは痛いほど思い当たる人が多いと思います。 この本は、強気になれとか、全部うまくいくと信じろ、みたいな話ではありません。むしろ、今の自分のままでどう一歩だけ前に進むか、そのとき脳がどんな抵抗をしてくるのかを知るための本です。自分が「どこに向かっているのかわからなくなる瞬間」がよくある人には、特に刺さると思います。
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