
世界でたったひとりの自分を大切にする 聖心会シスターが贈る大きな愛のことば
鈴木秀子
この本について
最近、気持ちが落ち着かなくて、ちょっとしたことで心が揺れたりしませんか。誰かをうらやんでしまったり、やる気が湧かないまま動こうとして余計にしんどくなったり。「こんなはずじゃないんだけどな」と思いながらも、切り替えの手がかりが見つからないまま一日が終わっていく感じ、僕もよくあります。 この本が面白いのは、精神論ではなく、日常の手ざわりのある行動に落としてくれるところです。たとえば、怒りや不安を“考えでなんとかしよう”と頑張るほど空回りするけれど、体を動かすことで変わるよね、という感覚的な話。あるいは、小学生の頃からの「してもらったこと/返したこと/迷惑をかけたこと」を並べてみると、自分がどれだけ人に支えられてきたか自然と見えてくるところ。さらに、当たり前と思い込んでいる日常のひとつひとつに意識を向けると、心の土砂降りが少しずつ小降りになっていくような感覚が出てくるんです。 大げさな“自己変革”じゃなくて、今の自分をそのまま連れて行ける小さな視点の変化が続く本なので、頑張りすぎて疲れてしまった人にほどしっくりくる気がします。自分を立て直す方法を、静かに、でもちゃんと手触りのある形で知りたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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