
図解 コーチングマネジメント 人と組織のハイパフォーマンスをつくる
伊藤守
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2005-04-20
この本について
部下との会話で「結局こっちが指示して終わるな…」とか、「任せたいのに、任せると止まる…」みたいなモヤモヤってありますよね。自分もずっとその往復でした。関わりすぎても窮屈にさせるし、放っておくと動かない。このあいだにある“深い溝”をどう埋めたらいいのか、ずっと手がかりを探していました。 この本は、その溝を「双方向の会話」で少しずつ埋めていくための具体的な視点が多いです。例えば、行動が止まっているとき、相手のやる気をどうこうする前に、目標のイメージがぼやけていないかを一緒に確認する。あるいは、三つ以上の選択肢を並べてみるだけで、自分で選んだ感覚が生まれ、動きやすくなる。そして、話す相手がいることで、自分でも気づいていなかったアイデアが外に出てくる。こういう“地味だけど効く”プロセスが丁寧に書かれています。 読んでいて一番刺さったのは、コーチは教え込む人ではなく、「必要な知識や技術を手に入れるところまで付き合う人」だというところでした。結局、相手の行動は相手が選ぶ。その前提を崩さずに、でも会話の量と質で支える。管理でも放任でもないその中間が、ようやく腑に落ちました。 部下との関わり方に違和感を抱えたまま頑張っている人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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