
コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画 (文春e-book)
冨山 和彦
文藝春秋 / 2020-05-09
この本について
仕事で判断を迫られる場面で、つい「みんなはどう思うか」「空気的にどうだろう」と周りを探ってしまうことってありませんか。自分でも分かっているのに、最悪のシナリオを直視するのはしんどいし、決めたあとに責任が返ってくるのも正直こわい。僕も同じで、危機に近づくほど思考がフワッとしてくる瞬間があります。 この本は、そんな曖昧さに一回ストップをかけてくれるタイプの一冊でした。著者が淡々と言っているのは「危機って、気合いより準備で決まる」ということ。手元のキャッシュを厚くする、最悪のケースを先に置いた上でプランB・Cまで準備する、状況が変わったら迷わず朝令暮改する。読みながら、考え方というより“構え”を矯正されていく感じがありました。 もうひとつ刺さったのは、空気に流されない意思決定の話です。現場に寄り添うことと、現場の声にそのまま従うことは別だと言い切るところ。最終局面で軸を持てるのはトップしかいない、というのは耳が痛いけれど現実的で、僕自身も小さなチームの中で何度も思い知らされています。 「感情より現実を見て、最悪から逆算して動く力をつけたい人」にはかなりしっくりくる本だと思います。危機対応の話が中心ではあるけれど、日常の意思決定にもじわっと効いてきます。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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