
マッキンゼーで学んだ速い仕事術
大嶋 祥誉
学研プラス / 2020-08-27
この本について
仕事に追われていると、メールは長くなるし、タスクは散らかるし、会議では本題にたどり着かないまま時間だけが溶けていく…。気づけば「集中して働けた日」がほとんどないまま一週間が終わることが、僕もよくあります。 この本が効いたのは、派手な技よりも“地味だけど確実に効く視点”が揃っていたことでした。たとえば、メールはスクロールせず読める長さにする、という話。やってみると自分の頭の中の曖昧さがそのまま文章の長さに出ていることに気づきます。短くしようとすると、要点を絞るしかないんですよね。あと、最初からパソコンに向かわず、ノートで考えるという提案も、個人的にはかなり現実的でした。手を動かして考えるほうが、思いつきと整理が同時に進んで、結局アウトプットのスピードが上がる実感があります。 もうひとつ印象に残ったのは、集中力の扱い方です。30分も続かないのが普通で、だからこまめに休む人のほうが結局速い、という指摘。調子がいいときほど突っ走りたくなるけれど、それで夜に崩れて翌日に響く…というパターンを何度もやってきたので、かなり刺さりました。 「仕事が遅いんじゃなくて、やり方が脳の仕組みと合ってないだけかもしれない」と思わせてくれる一冊です。特に、丁寧にやろうとするほど作業が重くなってしまうタイプの人には、思いがけず救いになる内容だと思います。
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