
理想の自分をつくる セルフトーク・マネジメント入門
鈴木義幸
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2021-01-29
この本について
仕事の途中でふと「なんでこんなに疲れてるんだろう」とか、会議の前に妙な焦りが出てきたりとか、理由は説明できないけど気持ちがざわつく瞬間ってありますよね。僕もよくあって、最初は性格の問題だと思っていたんですが、結局は頭の中で勝手に流れている言葉が原因だったんだと、この本を読んで腑に落ちました。 面白いのは、感情や行動を変えようとするより、先に“セルフトーク”に手を入れたほうが圧倒的に扱いやすいという点です。たとえば「なんでこんなことに?」と反応的に生まれるセルフトークAを、意識して「この状況を建設的にするには?」というセルフトークBに置き換える。これだけで、同じ場面でも自分のスタンスがほんの少し変わって、行動の選択肢が増えるんですよね。あと、日々の小さなやり残しが無意識のざわつきをつくっているという話も、個人的にはかなり刺さりました。思い当たる人、多いはずです。 「理想の自分」と「今の自分」のギャップがしんどいとき、この本はそのズレを無理に埋めようとせず、まずは頭の中の声を認識するところから始めようと言います。大げさな自己改革ではなく、現実的に扱える“言葉”にフォーカスしているのが救いでした。 自分の思考のクセに振り回されやすい人、気づけば反省会ばかりしてしまう人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
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