
マイノリティデザイン―弱さを生かせる社会をつくろう(ライツ社)
澤田智洋
ライツ社 / 2021-03-03
この本について
最近、仕事でも日常でも「自分の力が社会の歯車に吸われていく感じ」が抜けなくて、ちょっと息苦しくなるときがあります。弱さを見せると置いていかれそうで、かといって強さだけで走り続けるのもしんどい。そんなモヤモヤを抱えたまま、この本を読んだら視点がガラッと変わりました。 たとえば、「できないことは克服しなくていい。社会のほうを変えればいい」という一文に、肩の力がすとんと落ちました。弱さって欠陥じゃなくて、その人だけが気づける“伸びしろ”なんだと腑に落ちるんです。著者が、息子さんの障害をきっかけに視界がひらけていく過程も、きれいごとじゃなく等身大で書かれていて、無理なく自分の生活に引き寄せられました。 それから、タイプライターが「大切な人のための工夫」から生まれたという話。こういう具体例が多いので、弱さが社会全体の発明や仕組みにつながるという感覚がすっと入ってきます。自分の仕事でも、「マス向けに刺さるもの」をつくるより、「目の前のひとり」に向き合うほうが力を出せる、という気づきもありました。 強がるのに疲れてきた人や、「弱さ」をどう扱えばいいのか迷っている人に刺さる本です。読んだあと、少しだけ世界の見え方が変わります。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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