
善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21)
中島 義道
KADOKAWA
この本について
最近、「自分の弱さをわかってほしい」と思う瞬間が増えたな…と感じる人、けっこういるんじゃないでしょうか。仕事で理不尽をくらったり、何かとうまくいかないとき、つい“わかってくれそうな安全地帯”に逃げ込みたくなる。僕もそうで、でもそのたびにどこかモヤモヤが残るんですよね。 この本は、そのモヤモヤにいきなり処方箋を出してくるというより、「そもそも自分は何に怯えているのか」を直視させてくるところが効きます。たとえば、安心を守るために他の価値を全部捨ててしまう心のクセとか、同情に頼りたくなるときほど自分を深く見ていないこととか、思い当たる人は多いはずです。読んでいると、弱さを責めるというより、弱さに居座ることで何が鈍っていくのかが静かに浮き上がってくる感じがあります。 僕自身、この本をきっかけに「強くならなきゃ」という抽象的な話ではなく、せめて“自分の決断を他人や環境のせいにしない”ところからやり直してみようと思いました。たったそれだけでも、逃げ腰のまま固まっていた部分が少し動き始めるんですよね。 自分の弱さに居心地のよさを感じつつ、どこかで違和感を抱えている人に刺さると思います。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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