
これからデータ分析を始めたい人のための本
工藤 卓哉
PHP研究所 / 2013-12-06
この本について
データ分析に興味はあっても、「どこから始めればいいのか」「結局、現場が動いてくれない」といった壁にぶつかりがちですよね。僕自身も、ツールより前に“人と話すことの方が大変なんじゃないか”と思っていた時期が長くあります。 この本が効くのは、まさにその部分です。分析は常に誤差を含むものだという前提から始まり、正確さよりも“どう現場と協働して前に進むか”という視点を丁寧に整理してくれます。専門知識を積むことはもちろん大事ですが、それ以上に、ゴール設定の曖昧さやコミュニケーション不足こそが分析を止めるという現実を、具体的なエピソードとともに見せてくれます。読み進めるほど、分析者が一人で完結できる領域は実はごく一部で、ほとんどが現場や経営との対話で決まるんだな、と静かに腹落ちします。 特に刺さるのは、強い人材だけを集めれば成功するわけではなく、多様性や当事者意識の有無がプロジェクトの生死を分けるという話。自分のチームでも思い当たるところが多く、背筋が伸びました。提案型で動きたいけれど、どう立ち回ればいいか迷っている人には、実務の“温度”まで伝わる一冊だと思います。 「分析の技術より、人や組織とどう関わるかで悩んでいる人」に特に届く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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