
サムスン・クライシス 内部から見た武器と弱点 (文春e-book)
張相秀 and 片山修
文藝春秋 / 2015-01-25
この本について
仕事で「うちの会社、なんで動きが遅いんだろう」とか、「他社の成功を見ても自分たちに落とし込めないまま終わるんだよな…」というモヤモヤを抱えること、けっこうあると思います。私も外の世界を見ないまま内輪の議論だけ続く場にいると、じわじわ息苦しくなります。 この本は、サムスンを称賛したいというより、内向きになった日本企業との“差”をどう捉えるかに視点が置かれています。印象的なのは、外を見る姿勢を失わないために、組織のトップがどこまで意思決定の壁を壊せるのかという点。そして、教育にとことん投資し、社員を半ば強制的にでも外へ開く仕組みをつくっている点です。新入社員が数十日単位でみっちり合宿するなんて、たしかに極端ですが、そこまでやらないと行動や価値観は変わらないのかもしれない、と考えさせられました。 読みながら、「強い組織って結局、外への感度を維持するための“仕組み”をどれだけ持てるかなんだな」と腑に落ちる瞬間がありました。自分のチームや会社に置き換えると、どこに壁があって、誰がそれを壊せるのかが少し見えるようになるはずです。組織の停滞感にうっすら疲れている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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