
スーパーストック発掘法 ──3万時間のトレード術を3時間で知る
ジェシー・スタイン
この本について
投資を続けていると、「情報はたくさん集めているのに、結局どこで動けばいいのか分からない」という状態に何度も落ち込みます。チャートも決算もニュースも追うのに、いざ買うとなると手が止まる。私もずっとこの“分析まひ”に苦しんでいました。 この本が面白いのは、派手な成功談ではなく、「どこを削るべきか」をかなり具体的に示してくれるところです。たとえば、10週移動平均線を“マジックライン”として扱う理由や、30週線のブレイクと出来高の関係など、判断の基準がはっきりしているので、迷いが減ります。また、銘柄選択よりも感情の処理が99%だと著者は言い切りますが、これは投資をしばらく続けた人ほど実感があるはずです。複雑な理論ではなく、シンプルで再現しやすいルールだけに絞り込んでいるのがありがたいところでした。 特に刺さったのは、「重要ではない情報を切り捨てる勇気がないと成績が落ちる」という指摘です。メディアの集団心理に流されがちな自分を思い出して、ちょっと耳が痛い一方で、どこを見ればいいのかが分かるだけで精神的な負担がだいぶ減ります。決算の読み方や、EPS成長の持続性の判断なども、投資歴に関わらずすぐ試せる内容でした。 自分の投資を“とっ散らかった情報収集”から卒業させたい人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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