
自分の会社をつくるということ
経沢香保子
ダイヤモンド社 / 2005-06-23
この本について
起業に興味はあっても、数字の感覚や採用のリアルを考え始めた途端に足が止まることってありませんか。私も「年商って実際どれくらい必要なんだろう」「人を雇うってどこまで責任を持つことなんだろう」と、ふわっとした不安だけが先に立ってしまう時期がありました。 この本が面白いのは、そういう曖昧な不安を、具体的な“現実の目線”でスパッと輪郭づけてくれるところです。たとえば月商を日割りして自分の“1日の値段”を出す話は、背筋が伸びる一方で、判断基準が明確になる安心感もあるんですよね。さらに、社員三〜四人で年商一億を目指すというサイズ感のリアルさや、採用に性悪説で臨む理由、人件費が給料の二〜三倍かかるという当たり前だけど見落としがちな視点など、「起業のキレイごと」を丁寧に剝がしてくれます。 読みながら、自分がどこで迷っていたのかがはっきりしてきて、「やみくもに頑張る」から「どこに力を置くか決める」へ意識が少しずつ変わっていきました。特に、お客様を厳選するという発想や、オンリーワンの商品はまず“啓蒙”が必要という話は、小さな事業をつくりたい人ほど効くと思います。 小規模で堅実にビジネスを回したい人、数字の使い方に自信がないまま起業を考えている人には、かなり刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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